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いじめのトラウマを乗り越えるために

岩波先生のトラウマ処理技術(抑圧解放技術)とは別に、今日はいじめのトラウマを乗り越えるために、やるべきことを僕なりの経験から書いていきたいです。
いじめの心の傷がマイナスの経験であり、忘れたくても忘れられるものではないこと。
その後の人生すべてにおいて悪影響が尋常ならざる量で出てしまうこと。
人生のある一時期の出来事が、いじめられた人のすべての行動や考え方、ひいては幸福感まで支配してしまいます。

常に人の目や考えに敏感になり、しかも悪い方にばっかり意味をとってしまいます。
積極性も自信も主体性も冒険心も失われ、いっつもいっつも怯えて生きることになります。
僕自身のことでいえば、そんな自分自身を守るためにプライドを高くして、切り抜けようとしました。
そのプライドが、変に思われないようしよう、嫌われないようにしよう、よく思われたい、という執着心につながり、対人恐怖症になってしまいました。
いじめのトラウマがそのまま対人恐怖症になりつつ、それを強化し長引かせたのが、プライドという構図です。

そんな自分自身を変えるためには、プラスの経験をするしかありません。
プラスとは、自信回復、自己肯定感につながる経験のことです。
言われなくてもわかっていますよね。
それをしなくてはいけないことは、いまトラウマで苦しんでいる人ならだれでも。
プラスの経験を簡単にできるくらいならば、トラウマなんて言葉はないはずですし。
トラウマがあるから、プラス獲得の行動力や勇気まで制限されてしまいます。

その前提でお話します。
自信回復と自己肯定感獲得のために、僕達が持たなくちゃいけない心構えが、リスクを背負って冒険することです。
人が小さく見えるための冒険です。
自分が大きくなるための冒険です。
その両方をしなくてはいけません。

自分が好きになる唯一の道が、自分自身を褒めることができるかどうかだと思います。
冒険は自分自身への信頼感を持たせてくれます。
僕がよく言う『素敵な恋人を見つける』ことが、いろいろある行動の中で、他人への信頼感を取り戻させてくれます。
仕事でも、リスクを背負って頑張ること自体、そんな自分が好きになる要素になります。

ただし、どれも最初はうまくいきません。
うまくいかないなかでも突き進むこと、これが一番大事になってきます。
タイミングさえ合えば、早めに自信回復につながるかもしれません。
いくら行動してもうまくいかないことだらけで、焦りやムカムカ感、落ち込み感や絶望感に陥るケースも有るでしょう。
そこで行動を止めてしまったら、そこで人生は苦しいまま終了してしまいます。
決して立ち止まらないでください。

そして必ずうまく行くときが来ます。
この行動から拾い上げた経験が、好循環に自分自身を放り込んでくれます。
初めて流れが変わったと思われるでしょう。
そこに至ったのも、諦めなかったから、そんな自分が好きになるのは当たり前です。
これが自己肯定感を獲得する道です。

リスクを背負って冒険する、と書きましたが、大きな冒険をしろと言っているわけではありません。
小さな小さな冒険でいいです。
これを聞いて、安心しましたか?
この小さな小さなリスクを背負った冒険を『毎日』積み重ねてください!
実はそれすらせずに日々を無為に過ごしている人が多いと思います。
僕もそのせいで、貴重な時間を潰してしまいました。
二度と戻らない時間です。

小さな小さなリスクって、どういうことでしょうか?
例に取ると、挨拶をする、声掛けをする、これだけで、人によっては大きな冒険に匹敵するリスクを感じるでしょう。
でも、たかが挨拶です。
これで、何かなったらいいなと思わないで、とにかく気になる人や、嫌いな人や、どうでもいい人に声掛けをしてください。
変に思われたらどうしようとか、そう考えている暇があったら、行動してください。
もし、それでその人といい関係になるきっかけを経験値として得られたら、大成功です。

そしてその後徐々に行動レベルを上げていってください。
どの段階でもリスクは必ずつきまとい、覚悟と勇気が必要になります。
コツコツとその都度壁を乗り越えていってください。
10cmの壁、1メートルの壁、次は2メートルと乗り越えていってください。
気がついたら、はるかに大きな壁を乗り越えているでしょう。
漫画『進撃の巨人』に出てくるあの高い壁すら乗り越えられるはずです!

ここいう心構えは自分自身で毎日自分に言い聞かせてください。
それをやらないと、『行動しない楽っぷり』が板についてますます磨きがかかり、いくべきときにいけなくなるでしょう。
悩んでいる人は行動力が極端に制限されます。
だから、毎日が戦いなのです。

一般人はそんなこと考えていないでしょう。
でも、羨ましく思うことはありません。
我々は人から見たらなんでもないことでも、リスクを背負って冒険したことが、彼らを人生トータルで見た場合に、はるかに追い越すことができているわけですから。
彼らよりもはるかに心の自由を手に入れることができます。

そういう心構えさえあれば、岩波先生のトラウマ処理技術を受けた時、何もしない人よりも、はるかに大きな大きな一生を左右する効果を得ることができるでしょう。
行動も楽になる、考え方もプラスになる、割り切れるようになる、過去を過去としてただの出来事になる、さらにプラスを獲得するための行動もできるし、より大きなリスク選択もできるようになるのです。

イバラの道を乗り越えた時、バラ色の人生になります。
トラウマを抱えた皆さん、がんばってください!



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Tag : 社会不安障害対人恐怖症トラウマ心の傷PTSD抑圧リスク冒険行動力いじめ

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