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物音が気になる! 社会不安障害や対人恐怖症の人の特徴

対人恐怖症社会不安障害についてまわる副作用? のようなものに、異常に近隣の物音に敏感になるというものがあると思います。僕もそうでしたし、話を聞くと、同じ症状で本当に多くの方が、気にされて、心をボロボロにしているそうです。

特にマンションやアパートで一人暮らしにしている人に多いと思うですが、隣や上の物音に非常に敏感になると、もう心が休まらなくなります。僕もつねに音が聞こえると、そちらに意識が引っ張られてしまって、心臓がドキドキし始めて、折角の休みも怯えて過ごすはめになっていました。

隣や上の階の物音に敏感になると、自分が出す音にも意識がかかるようになります。僕もなんでこんなに気を使わなくちゃいけないんだ、と思うくらい、音を出さないように出さないように気をつけていました。そのくせ、隣や上の音が聞こえると、むかついてきて、どなりたくなったり、壁を叩きたくなりました。

対人緊張の人は、つねに人のことを考えざるをえないから、人の出す物音に敏感になって、神経質も度が過ぎてしまうのだと思います。そして、自分の存在を感じ取ってほしくないから、音を出さないように、迷惑をかけないように音を出さないようにします。でも、常に気になっているから、外で対人緊張でヘトヘトになっているのに、部屋の中でも苦しむことになります。

落ち着ける自分の部屋がそうなったら、心はもっともっと病むと思います。僕もそうとう隣や上の音に神経質になり、なんでこんな苦しみを抱えてしまうのか、自分自身と神経症を呪いました。特に寝るときには、病的物音への神経質がマックスになりました。やすらぎたいのに、音が聞こえるたびに、いやいや、音が聞こえるかもしれないということだけで、心臓がバクバクになりました。この苦しさは同じ経験をした人ならわかると思います。ましてや、一人暮らしで気晴らしも、抑圧のはけ口もない人間ならば、頭がおかしくなっていくに違いありません。

この地獄を脱出するのは、部屋の中だけにいてはいけないと思います。そこがすべてになると、その空間を侵すものには、異常なまでに敵愾心や不安感を持ってしまいます。物音は、人そのものでなくても、人が発するというだけで、異常に気になってしまうのです。気晴らしを外に持てないとダメです。ひきこもり状態になると、ますます精神的に病みます。

物音も一度気になったら、もう心から取り除くことはできません。排除排除しようとは思わないでください。想像の世界で、まるで自分を苦しめるために、近隣住民が音を出してくるように、想像が、いや被害妄想が高まってきますから。そうなると、ますます自分自身の心の抑圧が無意識にかかるか、あるいは暴発して、人を刺すことまで発展しかねません。昔あったピアノ殺人事件は、その典型だと思います。

物音も、人も、視線も、対人恐怖症になってしまうと、すべてが邪魔になります。人が気にならない音でも気になってしまうのは、そもそもベースとして、社会不安障害対人恐怖症の気があるからだとおもいます。その症状に付随するものだと、僕は経験や人の話からそう思いました。それでこのブログ記事を書こうと思いました。

人は症状がきついからといって、逃げ続けても、物音が気になってしまって、逃げ切ることはできないということだと思います。だから、逃避し続けても何にもいいことはないのだということは、この件から、知っておいたほうがいいかもしれません。どこかで、自分の人生にベースの部分から変えるために立ち向かっていかないと、僕のような、一人でいても苦しい状態になってしまうのです!
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テーマ : わたしの心 - ジャンル : 心と身体

Tag : 社会不安障害対人恐怖症神経質物音騒音雑音気になる病的耳栓騒音公害

コメント

こんばんわ。
私も対人恐怖症&聴覚過敏で悩んでいます。やはりこの二つは関連しているところがあるんですね。今まで見たことがなかったのでとても参考になりました。

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