トランス呼吸法訓練 どんな悪条件の中でも呼吸を続けるとゆーこと
「そうじゃなきゃ、集中できないんだ!」「雑念がどうしても浮かんでしまう!」「気が散って困る!」という考えは神経症で苦しんできた人ならみんな思います。
でも、この地球上で、誰にも邪魔されず、静かな場所って存在するのでしょうか?
これは、神経症を克服するための思考としてとても重要だと僕は思っています。自分の障害となる人や環境を排除しようとしても、まず不可能だと思っていいです。そういう環境を求めようとすればするほど、他人の行動や音、考えに振り回されてしまうからです。完璧な環境を求める人は、仮にそれが達成できたとします。でも、そこに人がやってきたらどうなるでしょうか? いつもより何倍も、その人のことが気になって、集中できなくなります。
「なんで、こっちがいい環境を作ったのに、こいつは邪魔するんだ!」とイライラします。だから、どこまでいい環境を求めようとしても、今度は些細なこと、いままで気にしなかったことでも、異様に気になってしまうのが、神経症の人の真理(心理)だと思います。
隣の部屋の音がうるさい! 家族が入ってきたらどうしよう? もう変な考えばっかり浮かんできて困る! 誰にも邪魔されずにやりたい! 外の車の音がうるさいな~ 救急車の音が邪魔だ! バイクの音が……もうきりがないです!
↑の思考は捨てた方が良かったです。最悪の環境でも、変な考えがたくさん浮かんできても、それでも呼吸をやる!という決意を持ってやってください。
この世には、障害物だらけです。障害物から逃れようとすれば、いっそう何でもなかった障害物にさえ、苦痛を感じるようになります。これは「逃避の姿勢」と岩波英知先生はよく言っていました。逃げて逃げて逃げまくった先は、一時しのぎも逃げ場もなくなることしかないのだと。
「俺はどんな悪い環境でも生きていくぞ。それが俺の日常だからだ!」という思考ですね。
これはどこかのホームページにのっていたと思うけど。
↑見つかりました(DreamArtのホームページで、岩波の言葉・講演集にありました)
雑念やきつい自意識、変な考えが、集中しなくちゃいけない呼吸(暗示やルーツ分析でもそうですが)で浮かんできたらダメだ! と思うこと思考自体、よくないと僕は痛感しました。
ならば「どんな環境の中でもやろう」という考えでいたほうがいいです。すると、いままで苦痛で気になってしょうがなかった障害物の中にいても、それが当たり前になって、苦痛じゃなくなってきたもんです。
この姿勢は、いわゆる「攻めの姿勢」「受け入れの姿勢」で、神経症が治るための非常に重要な思考です!
無菌室で育った人間ほど、外界に出た時、もろいですよね。
強くなるってことは、ばい菌がうごめく中でも、それが普通なんだと受け入れて、生きていくことだと僕は思っています。
そういうことで、呼吸をやる時の思考って、神経症で悩む思考と直結しています。だから、呼吸をおろそかにしないようにしましょう。
あと、呼吸は腹式呼吸とかこだわることはないです。形式からはいると効率が悪い時もありましたから。
メンタルマンでした
呼吸法についてはマッタケさんのサイトにも詳しくやり方、取り組み方が書いています。
神経症征服克服きょーかい
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とても参考になります。口頭で教わっていたのですが、文字で何度も読み返すことが出来るからよかったです。色付きの文字